日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第53回研究発表大会
セッションID: E01
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自己の注目する特徴に基づく形状創成システム
嗜好フィーチャによる潜在感性の喚起
*柳澤 秀吉村上 存
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抄録
本報告では,計算機とのインタラクションを通した,個人の感性に基づく形状創成の計算機支援手法を提案する.従来から,意匠形状などの感性的なイメージを言語等で外在化困難な,「表現として潜在的な感性(Tacit Kansei)」を解決する研究が活発に行われてきている.一方,自分自身も気づいていない,「心理的に潜在する感性(Latent Kansei)」については,意識的に議論されてこなかった.本論文では,後者のLatent Kanseiに注目する.提案する手法は,ユーザの注目する形状特徴を,計算機により推定しユーザに明示することでLatent Kanseiの喚起を促す.そして,ユーザが選択する注目特徴に基づき,新たな形状を生成する.このインタラクションの繰返しを通して,ユーザの内省を促し,Latent KanseiおよびTacit Kanseiの両面の外在化を支援する.注目特徴の推定には,ラフ集合理論の縮約計算を応用する.本手法の有効性を検証するため,ユーザの感性にもとづく形状の処理に適用する.被験者による実験の結果から,本手法の有効性を示す.
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© 2006 日本デザイン学会
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