抄録
東日本大震災を受け、放射線量計の需要が高まっている。しかし、専門的な知識を持たない人や年少者が使用する場合には、正確な測定値が得られなかったり、危険を認識できないことがある。本研究では、5機種の放射線量計についてその特性を調査し、インタフェースの評価実験を行った。その結果、「測定の完了時間」、「測定値の示す状況」、「必要な測定回数」が判断できないという問題点があげられた。このことから、専門知識を有しないユーザの利用を前提としたデザイン開発が不十分であることが明らかになった。今後はさらに他の機種でも評価実験を行い、問題点を抽出することで、誰もが正確な測定値や危険度を容易に得られる放射線量計の提案を行いたい。