抄録
九州産業大学では、芸術学部が活動主体となり、NPO 法人博多織デベロップメントカレッジと博多織工業組合協力のもと、博多織の振興を目的とする産学連携活動を2008 年より4ヵ年に渡り行ってきた。この産学連携活動を「博多織プロモーション計画」と称して、福岡の伝統的な産業である博多織および博多織に関連する地域文化の魅力を大学の視点から捉え、多様な媒体や作品を通して、博多織伝統産業の振興を目的とした情報発信を行っている。この中で、芸術学部の美術学科、デザイン学科、写真映像学科の3学科それぞれの専門性を活かした作品作りを通して、それぞれに所属する学生が主体となって産学が連携する実践教育を目的とした活動を行っている。写真映像学科では、今回、博多織の歴史や現代的視点で見たその魅力、伝統産業に携わる新たな人材の育成など、多角的な視点で博多織の将来性や、社会構造の変化や経済情勢の変化に伴う社会意識の変化について映像コンテンツを基礎に考察している。