モバイルアプリケーションの開発では、デザイナーとソフトウェアエンジニアの協調は重要な課題である。本研究ではソフトウェアの開発のために、プロトタイプを用いたワークショップを実施している。目的は4つあり、(1)デザイナーとソフトウェアエンジニア、ユーザーによるデザインの検証と新たなデザインの可能性を発見すること、(2)デザイナーとソフトウェアエンジニアが協調するために共通の言語を手に入れること、 (3) 新メンバーへの教育、そして今回新たに加えた(4)ユーザーエクスペリエンス・デザインである。本稿では(4)モバイルアプリケーションのユーザーエクスペリエンス・デザインためのワークショップの有効性について述べる。