抄録
本研究では、都市部で生活する20 代から30 代の若い世代が自動車やバイク、自転車といったパーソナルモビリティに対してどのような価値基準を持ってそれらを選択、利用しているのかについて把握し、新たな商品開発に活かすことのできる評価指標の構築を目的とする。
まず、パーソナルモビリティに対する意識に関するアンケート調査を行なった。アンケートでは、ユーザーは実用的な要素を重視しておりメーカーやブランドはあまり重視していないこと、駐輪場の充実、専用レーンの整備、交通マナーの向上など、利用状況および利用環境についての課題と問題点を明らかにした。さらに、インタビュー調査により、パーソナルモビリティの属性と機能ベネフィットおよび心理ベネフィットの関係性からベネフィットマップを構築することができた。例えば、自転車は生活の一部であり、気軽に乗れる移動手段として機能性が重視されている。しかし一方で、健康やスポーツとして楽しむためのツールとしての価値もあることがわかった。