抄録
本論文の目的は、デザインの改善を行う際に、改善すべきポイントを定量的に特定する方法を提案することにある。筆者らは専門家がデザイン・チェックリスト等を用いて得点化する方法とユーザによる評価とを組み合わせることによって、改善ポイントを特定する手法を検討してきた。本論文では、1)総合評価指標との関係の強さと2)改善が見込める程度とを組み合わせた改善度という指標を用いて、デザイン改善の定量的な指標による意思決定を試みた。分析の結果、改善度を適用することで、改善の伸びしろの要素を含んだ個別評価指標を抽出し、さらに、影響のあるデザインチェック項目を抽出することが出来た。