日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第60回研究発表大会
セッションID: 1C-03
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看護教育におけるデザインプロジェクトの評価
石井 成郎伊東 裕康
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抄録

本研究では、看護学生が実習前の授業の中で問題解決スキルを体験的に学習することを目的としたデザインプロジェクトを実施・評価した。本プロジェクトでは、先行研究でも多く用いられているロールプレイに代わり、学習者は実際の脳卒中後遺障害者とコミュニケーションをとりながら道具の作成に取り組む。プロジェクトは以下の3つの活動から構成された。(1)学習者はグループごとに脳卒中後遺障害者にインタビューを行い、日常生活においてどのような行動が困難であるかを話し合った。(2)学習者は話し合いの結果に基づいて、自助具とユニバーサル・プレイシングの作成に取り組んだ。(3)作成したものを実際に使用してもらい、評価を行った。学習者の作成物および授業前後に実施した課題の分析結果から、本プロジェクトの教育的有効性が確認された。

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© 2013 日本デザイン学会
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