抄録
ユーザインタフェースの変更はそれだけでユーザの負担となるため、変更直後は使いづらくなったと評価されることが多い。しかし、実際に改良されていれば、繰り返し操作することによって慣れた後で操作性は上がるはずである。ユーザの慣れを考慮してユーザインタフェース変更を評価するため、十分に慣れ親しんだソフトウェアの改訂の前、直後、3ヶ月後の3時点でユーザの操作を観察し、分析・考察した。変更直後の操作性低下は3ヶ月後には以前通りに戻るが、それ以上良くなることは確認できなかった。開発者の狙いであった絞り込み機能による検索性の向上、ショートカット設置による機能へのアクセス性の向上は、十分に慣れた後の操作でも確認できなかった。