抄録
北海道函館市企業局交通部は新たなビジュアルアイデンティティ(VI)を創出することを目指し,公立はこだて未来大学の学生と共に様々なデザイン活動を行ってきた.中でも交通ガイドマップ「ICASMAP」の制作は,交通部のVI形成の基礎となったデザインプロジェクトである.この活動は,利用者により使いやすく,わかりやすいマップを提供することを共通の目的とし,交通部と本学の学生が連携しながら進めていったものである.本稿では,著者らが関わった2014,2015年度のICASMAPの改訂内容について述べ,交通部のVI形成のためのデザイン活動を, 学生と自治体企業局の共創モデルとして総括することを目的とする.