抄録
本研究は、「地域愛」を育むデザイン活動の試みとして、上田市鹿教湯温泉で地域住民との連携で、若者でよそ者の学生と地域住民が協力して地域の課題を発見し、解決していく行為を繰り返しながら、その地域の文化や歴史など魅力を掘り起こすことを目的としたものである。半世紀前、鹿教湯温泉は集団保養でにぎわう湯治場であったが、現在は宿泊客が減少し、地域の結束が困難な状況にある。これらを考え、鹿教湯温泉のさまざまな地域資源を再発見、再確認した結果、住民の活動に変化がみられた。彼らは自ら地域の課題に向き合い,著者らとともに鹿教湯温泉の新たな魅力を作り上げた。