抄録
静岡市宇津ノ谷地区は、街道の面影を残す街並みの保存に取り組んでいる。しかし地域景観保全の案内ツールは行政の報告書の体裁であり、一方的なコミュニケーションしか生まれなかった。 これに対し、顧客の満足を生み出す為の再編集ができないかと静岡市建築総務課から共創の申し出を受けた。そこで、行政、観光客、住民(以下、三者とする)という、異なるニーズをもった三者が満足できる情報設計を行った。プロトタイプを用いて意見交換を繰り返し、調査、分析、制作をしていく合意形成を重要視することで三者との共創が実現した。