このプログラムは第6回日本デザイン学会第1支部大会(2015年9月5日~6日)のイベントとして実施された。札幌市立大学、はこだて未来大学、八戸工業大学、東北工業大学、宮城大学、山形大学、東北芸術工科大学の教員と学生に加え、企業の学会員が2日間のプログラムに参加した。 テーマは『デザインのバトン「気づきを手渡す」デザイン教育プログラムの試行』とし、デザインを学ぶ学生が小学生に向けてデザイン授業(ワークショップ)を企画、運営する。「教える」プロセスと「デザイン行為の考察と共有」を組み合わせることによる教育的効果を、このプログラムを通して検証し共有することを目的とした。本稿ではプログラムの内容や成果の報告、今後の展望についてまとめている。