抄録
この報告は地域社会での実践的デザイン教育について述べたものです。近年デザインの教育環境は劇的に変化しました。それは専門家育成から教養としてのデザイン教育へと変化してきています。そのためモノの実体験不足と造形面での弱さをもつ若者への対処なども必要となっています。また教師が学生を地域社会に直接送り出してのデザイン教育が多く見られるようになりました。こうした地域社会でのデザイン教育の枠組みを考える必要があるように思われます。ここでは「ボランティア活動」「ものづくり体験イベント」「広報・デザイン・プロデュース事業」の3つの柱を提案しており、卒業生が情報の提供・活動支援・学生の指導をすることの有効性についても報告しています。