抄録
目口のパーツからなる顔アイコンに対する同調的反応を調査するために,笑った顔および怒った顔のアイコンを鑑賞,配置,描画するという異なる創造レベルの課題を実施して,被験者の表情の変化を調査した。笑った顔を描画する課題において,被験者の多くに口角が上がる表情の変化がみられた。表情が変化した被験者は,絵を見るのが好きだったり,普段から落書きなどで絵を描いたりして描画を好んでいることを確認した。これにより,絵画鑑賞や描画を好んだり,描画に馴染みがある被験者は,笑った顔のアイコンを描くことによって同調的な反応が起きやすいと考えられる。