抄録
本研究の目的は、より多くの人にわかりやすいユニバーサルに配慮したサイン計画指針を立案することである。
これまでサインの一要素であるピクトグラムに着目し、理解されやすいピクトグラムの3つの条件を明らかにした。しかしこれは、被験者に対しピクトグラムのみを呈示した調査により得られた結果であった。そのため本研究では、校内環境にサインの一部としてピクトグラムが配された状態でも、この条件が適用されたピクトグラムが理解されやすいのかどうかを明らかにする事を目的とした。5つのピクトグラムを用い、そのうち1つをコントロール刺激として位置づけ、理解されやすい条件が適用されていないピクトグラムを使用した。結果、理解されやすい条件が適用されたピクトグラムと、コントロール刺激との間に理解度の差がみられ、条件が適用されたピクトグラムは校内環境下においても、理解度が高い結果となった。そのうち、3つのピクトグラムはアンケート調査において90%以上の人に理解されやすいと判断された。