本研究ではデザイナが紙を自らデザインし出力する、グラフィックデザインのデザインプロセスを提案する。提案するシステムでは紙をゲル化したものをマテリアルとして3Dプリンタの要領でディスペンサの先端の位置をコントロールしながらマテリアルを出力し紙を造形する。このシステムを利用する事で紙の出力プロセスとグラフィックをデザインするプロセスを一致させることが可能となり、見た目のデザインだけでなく質感や形状に対してデザインする事が可能となる。今回はシステムを用いて三種類のプロトタイプを制作し、プロトタイプから考えられるデザインプロセスの提案をおこなう。