抄録
サービスデザインの上流工程において、インサイトの抽出は重要である。開発者は利用者の心情や環境といった要件や、事業目的や社会背景などの外的条件などの多層な情報から焦点を絞る必要がある。その過程では、論理的な線形思考と同時に、一見無関係とも思われる情報と情報を関連づけて新たな発想を得るといった、非論的で統合的な非線形の思考 “面的思考” が求められると言えるだろう。
筆者たちは、異なる階層の情報群から、開発者が主体的に情報を選び出して構造するワークショップを行い、新たな価値を生み出す面的思考の可能性を考察する。