高齢社会において、高齢者の孤独死をはじめ、他者との繋がりが希薄になることに起因する問題が注目されており、その解決のひとつとして、他者と直接的にコミュニケーションを得る機会の創出が重要であると言われている。本研究は、他者との直接的コミュニケーションを得る機会として、高齢者の外出意欲に着目し、意欲を高める方法について、行動のきっかけと影響要因を整理することによって、行動モデルを構築し、デザインがアプローチできる観点を明らかにすることを目的としている。このモデルでは、1. 情報、2.個人因子、3.阻害要因、4.外出意欲、5.行動の5つの要素に着目しており、4種類の行動パターンを設定した。これらのモデルの妥当性や行動パターンにおけるデザイン支援の可能性をあきらかにするため、高齢者に対するアンケート調査を行い、ユーザ属性の違いを考慮した検証実験を行う予定である。