秋田公立美術大学と秋田市大森山動物園による共同プロジェクトを2015年度から行っている。このプロジェクトは、情報デザインの観点から、動物園に内在する情報を学生が発見し、それを視覚的に伝える形に落とし込むという内容である。そのために、一般の来場者と同程度しか動物に関する知識をもっていない学生たちが、動物園を自ら散策し、動物の魅力を発見することをデザインワークの出発点とした。そのことによって、来場者の視点に立ってデザインすることができ、より強く来場者に伝わるデザインができると考えた。このプロジェクトは、動物園と美術大学が、2007年度より共同で行っているデザイン関連の取り組みをさらに発展させ、アートを取り入れたより楽しめる動物園創りと、動物園を美術大学の作品発表の場としても活用するものがプロジェクトの目的である1)。本報告では、大森山動物園の過去(大森山動物園の歴史)、現在(動物と語らう森)、未来(命をつなぐ動物園)についての園活動紹介情報をより分かりやすく伝える為のモニュメントの制作を行ったのでその成果を報告する。