近年、共働き世帯の子育ては社会問題化しているが、待機児童問題を筆頭に、行政・民間のサポートは徐々に整い始めている。しかし、それにも関わらず共働き両親が幸せだという話を聞く機会は少ない。
;この様な現状に対し、本研究では、都会で共働きをしながら育児をする夫婦が、親と子の関係性を保ちながら、幸せでいるための方法を提案することを目的としている。
;研究の方法は、文献調査や事例研究を行う。その上で、半構造的インタビューを実施した。その結果、家事や育児を中心に夫婦間で行われている分担は、日次か週次といった短い期間で捉えられていることが分かった。また、お互いのキャリアや子どもの将来の様な中長期の事柄についての共有は、十分に行えていない不満があることが分かった。
;これらの結果から、共働き両親の幸福には、中長期の時間軸で家族のキャリアを捉える様なビジョンデザインのアプローチが必要であると仮説した。