筆者らは、2018年に所属大学のビジュアル・アイデンティティ(VI)とそのルールを整備した。また、VI整備後、大学広報課に寄せられる、多様な問い合わせに回答するための後方支援を行なってきた。本発表では、大学VI整備の在り方を模索するために、主に学内構成員からの60件の問い合わせ事例と筆者らの対応を振り返り、大学構成員にとってVIとそのルールがどのように捉えられているかを推論する。私たちは、大学構成員は少なくとも異なる考えを背景に持つ二つのグループがあり、これは構成員の多様性の要因の一つと考える。