日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会
セッションID: 2A-02
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触覚矢印-DiGITS:引き込み式ストッパーによる異方性触感生成部材
*安井 重哉
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抄録

DiGITSとは、筆者らの研究グループが独自に開発に取り組んでいる、指向性触覚サインの総称である。端的に「触覚矢印」と呼ぶこともある。DiGITSには、なぞり時に異方性触感を生成するための形状パターン・表面処理・機構・素材等の構成方式によって様々なタイプがあると考えられ、我々の研究グループは、これまでにいくつかの方式のDiGITSを考案してきた。

本研究では、DiGITSの方式の拡充に向けた事例として、「引き込み式ストッパーによる異方性触感生成部材」という新方式のDiGITSを考案し、その動作原理確認用プロトタイプを試作する。その後、考案者である筆者が動作を確認し、挙動の確認や得られる触感を記述する。そして、これらを省察し、考案者の視点でこの方式の特性や改善点・将来性について論じる。

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