日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会 第68回春季研究発表大会
セッションID: 2C-04
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子育てを基軸にした地域の仕組みづくりの調査研究
ホリスティックな観点での助産師の地域における新たな役割の検討
*長谷川 知栄井口 博美
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抄録

「人生100年時代」において,人生の時間が長くなる一方で,社会的孤立への人々の関心が高まっている.特に生み育てのタイミングにおける社会的な孤立は深刻な問題であるものの,日本では子どもを生み育てやすい環境整備が進んだという実感を持ちにくい状況といわれている.これまでに,社会の仕組みづくりにおける課題について医療機関,特に助産師の観点にて,加えて,デザインの観点,特にサービスデザイン思考の観点にて,仕組みづくりを検討した研究は少ないのが現状である.本研究では,子育て家族の孤立,特に出産前後における家族の孤立への支援について,社会の仕組みづくりにおける現状調査と課題を整理し,共創による仕組みづくりの可能性を検討した.そして,支援の仕組みづくりでは,助産師もしくは中立的な立場として医療専門家以外の存在を中心に活動を推進することが重要であることを確認した.また,仕組みづくりの活動においてサービスデザイン思考を活動に導入することで,活動をより促進することができる可能性を示した.一方で,活動を継続させる組織マネジメントや資金調達に係る課題があり,仕組みづくりおける工夫の必要性を確認した.

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