日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第71回研究発表大会
セッションID: D5-01
会議情報

「歯の生え変わり」の円滑な受容のための触察教材の提案
*赤井 愛竹田 彩花
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

6歳前後に訪れる“乳歯が抜けて永久歯に生え変わる”過程において、絵本や周囲の友人の状況等から視覚的に理解しやすい晴眼児と異なり、視覚障害(特に先天盲)児はそれらの変化の経緯をイメージすることは難しく、「歯がぐらぐらする」といった身体的違和感に強い不安を抱く子どもも少なくない。また、歯磨きやうがい等の習得に際しても見様見真似の困難に起因する課題があると言える。そこで、歯磨きやうがいといった生活動作習得を円滑にするとともに、歯の生え変わりについての受容を進めるための触察教材を制作した。教材は「歯に対する興味関心を育む絵本」「歯の形や歯磨きを学ぶ立体教材」「うがいの方法を触って知る立体教材」「歯の生え変わりについて学ぶ絵本」の4点で、発達段階に合わせ、段階的に活用することを想定している。ヒアリング調査では、受容に向けてのステップやヘルスリテラシー向上の取り組み、各教材の基本的な構成については今後の活用に向け一定の可能性を見出すことができたが、視覚的表現に依らない、触察における理解のしやすさという点で、改善すべき箇所が抽出された。

著者関連情報
© 2024 日本デザイン学会
前の記事 次の記事
feedback
Top