日本デザイン学会研究発表大会概要集
日本デザイン学会第72回研究発表大会
セッションID: D9-04
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神社参道のサウンドスケープに関する基礎研究
その3 雄山神社及び劔神社の事例
*池田 岳史川合 康央益岡 了
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抄録
本研究は,空間利用者の動的視点からのサウンドスケープに着目し,空間の連続的な変化が豊かな空間として,これまでの研究においてもシークエンス研究の対象となってきた神社の参道空間を対象に研究を進めてきた[注1,2]。本稿では,北陸地域の山里の立地する富山県の雄山神社中宮祈願殿,及び,前立社壇,福井県の劔神社を対象に行った。いずれも市街地から15~20km程度離れた山里に立地している。調査対象地において,これまでの調査と同様に,高音質の採音が可能であり,空間把握に必要な画角,画質の動画を同時に撮影可能な機材としてZOOM Q2n-4Kを用いた採音調査を行った。 本稿では北陸地域の山里に立地する3つの神社参道空間について,可聴要素の比較を中心にサウンドシークエンスについて述べた。3つの神社は日常的には多くの参拝者を集める神社ではないため,調査結果からも極めて静かな環境を採り上げることができた。一方で初詣など多くの参拝客を受け入れる日もあり,多くの人々は賑わいの空間を体験している。今後はこれまでの調査結果も踏まえ,魅力ある空間とサウンドスケープの変化の関係を明らかにしていきたいと考えている。
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