デザイン学研究
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政令指定都市における観光政策の体系化と施策の特徴
伊藤 孝紀福田 雄太郎松岡 弘樹西田 智裕
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2017 年 64 巻 4 号 p. 4_49-4_58

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抄録

 本研究では, 政令指定都市における観光計画書を対象とし, 体系化および施策についての分析を通して, 観光政策の実態を明らかにすることを目的とする。
 まず, 観光計画書を定量的に把握するために体系化をおこなった。さらに, その結果から施策に着目し, その特徴を把握するために類型化をおこなった。また, 類型タイプのさらに詳細な施策の特徴を把握するために, 重点が置かれている施策についての分析をおこなった。
 観光計画書の体系化では, 観光計画書を構成する要素として「導入」「現状把握」「目標・方針」「計画」「運用体制」「資料」についての指標を設定し, 政令指定都市における観光政策の傾向を明らかにした。また, 「計画」における基本施策から「内部資源活用・強化型」, 「外部発信・誘致型」の2つのタイプに類型化された。重点施策からさらに詳細な類型タイプの特徴をみると, 固有の観光資源や, 立地および観光状況によって観光資源の活用方法に差異がみられることを明らかにした。

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© 2017 日本デザイン学会
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