p. 269-272
新教育課程の一つの柱である「情報化への対応」に向かって、各学校では、教員研修、ソフト・ハード面の整備等がなされている。情報教育を具現化しようとするとき、どのような枠組みでカリキュラム化しまたどのように授業実践していくのかは、教育現場での現在的な問題になっている。本考は、現在様々な場において使われる 「情報」という言葉に共通する姿を考察し、また、統計教育の探求プロセスと情報活用能力を関係づけて見ることにより、特に小学校段階における「情報活用能力」を具現化するときの、一つの枠組みまた視点を得ようと試みている。