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今年2月、日本へのSTS授業導入の可能性を探るため、全国の小・中・高等学校の理科教師133名を対象に、以下の2点について現状・問題点の調査を行った。1. STSトピックとしての地球的レベルの問題(たとえば地球の温暖化、オゾン層の破壊など)を日本の理科の授業で扱うことについて。2. 近年のアメリカ科学教育においてニューパラダイムとなっているSTSを、日本で実践することについて。その結果、日本の理科教育でSTSを実践する時の問題点とその可能性が明確になり、またSTS導入に対する理科の教師たちの積極的な態度が示された。