抄録
アメリカ合衆国の科学教育の改善の中で、草の根的に広まりつつあるSTSアプローチを用いた実践研究に焦点を絞り、その実践研究を日本の教育環境の中に取り入れ、 実験的に実行してみる本研究の主たる目的である。STS研究でも特に優れた実践研究を毎年行っている、アイオワ大学科学教育センターのチャタクワプログラムの研究手法を1990年から1991年の1年間スタッフの一員として学び、そのままの教材作成法と評価方法で「モジュール筑波山」を開発し、1991年に茗渓学園にて、約30時間の実践を行った。本研究ではこの実践における評価の内、概念・応用領域と方法領域、そして態度領域について、STSクラスとNON-STSクラスの結果について考察する。その結果、態度領域の結果の幾つかにおいて、好ましい有意な差が得られた。