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島貫 陸
原稿種別: 本文
p.
1-2
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
環境教育を諸科学分野を寄せ集めた雑然としたものにしないために, 一つの柱が必要である。よい環境を得ることば正確な予測ができてはじめて可能である。予測できることとできないこと, またその確率的な捉え方について教育を行う必要がある。環境問題はバランス感覚を要求する。答のはっきりしない教育になる宿命をもっている。
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谷口 弘一, 鈴木 順雄
原稿種別: 本文
p.
3-4
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
自然教室推進事業を小中学生のみでなく生涯学習に適用し、大雪山系をフィールドとして自然観察、体験学習を行った、この概要について報告する。
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鈴木 順雄, 谷口 弘一
原稿種別: 本文
p.
5-6
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生涯学習のなかで環境教育をどのように扱うかは, 教材の選び方によって環境問題の観点がちがってくる。自然環境を主として扱うと, 学習者(一般社会人)では, 自然観が多様で.学校教育のテキストのように一定の概念を学習しているものではない。従って環境問題への認識はそれぞれ各人によって異なることはあきらかである。このことについて考察してみた。
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山田 卓三, 雨森 良子, 小林 辰至
原稿種別: 本文
p.
7-8
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
人間が生態系の一員としてのヒトの時代には、環境教育の必要はなかった。人間が生態系からはみ出し、いろいろな異なった立場で利己的に環境とかかわるようになってきたため、環境教育が必要となった。環境教育は、自分自身の理解と人と人、及び環境とのかかわりの理解である。この基盤はまず自然と五感でふれ合う原体験である。学習により、原体験と知識とが結びつき、組織化されたとき、それは生きてくる。この過程は、分裂と形態形成により組織や器官が分化しはじめる生物の発生初期に例えることができる。原体験は細胞分裂であり、学習は形態形成であり、これにより組織や器官が分化し機能するようになる。環境教育は生涯教育の視点にたって、発達段階に合わせた学習が必要である。すなわち、幼児期はしつけと原体験、児童期は原体験と身近な自然の体験的な理解、青年期はグローバルな視点で環境を捉えたり、抽象性のある問題をとりあげ考察できるようにしたりすることが望まれる。
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小林 辰至, 雨森 良子, 山田 卓三
原稿種別: 本文
p.
9-10
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
動物は生まれたときに身の回りにある物を自然ととらえる傾向がある。主体としての子どもを中心として自然とは何かを考えると、生まれたときから身の回りにあるプラスチックなど人工物も、意識の上では自然として受け入れられるものであろう。従って、児童期には意識の上では自然であるアルミ缶、牛乳バックなどのリサイクル運動に参加させ、物を大切にする気持ちと態度を育成するとともに、本来の生態系の中には返せない物質であることを体験的に教えることなどが有効と考えられる。これからの環境教育では、自然を子ども主体の視点でとらえ、身の回りの物質と関わらせるとともに、発達段階に応じた発達課題を達成できるような場を設定することが、責任ある行動のとれる人間の育成において大切であろう。
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下野 洋, 恩藤 知典, 小島 繁男, 三宅 征夫, 浜中 正男, 下出 英記
原稿種別: 本文
p.
11-12
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
実際の霧もしくはVTRでの霧を観察した中学生を対象に、霧におおわれた地域を含むランドサット画像と地形図を与え、山や川等の地形の読み取り、霧におおわれた地域の同定や霧の発生や霧の分布と地形との関わりについての質問調査を行い、その結果をまとめたものである。
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三崎 隆
原稿種別: 本文
p.
13-14
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
観察に影響を与える学年発達の要因は学習効果と認知能力の発達の2つが存在する。本研究では認知能力の発達と地層を対象とした観察との関連を検討した結果、次のことが明らかになった。地層を対象とした観察は認知能力の発達の影響を受ける。その影響は、認知能力の発達とともに単純な観察から定性的・定量的、同定・分類の観察への変容となって表れる。
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稲森 潤, 平山 勝美
原稿種別: 本文
p.
15-16
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
地学の対象とする自然界の現象には, カオス, またはカオス的と思われる現象が少なくない。カオスで, 流れに関係のあるものは, 理論的にもカオスと判断できるが, その他の一見して複雑な現象というだけでは, 私たちで分析できないものも多い。しかし, カオスは自然観育成に関して影響する所が大きいことを述べる。
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浦野 弘, 島貫 陸
原稿種別: 本文
p.
17-18
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
現行の中学校における気象教育の問題点を指摘し, 気象の学習を通して育成すべき能力目標としてのプロセススキルを示した。さらに, 理科の中でも日常生活に密接に関わる内容を含む気象の学習を, 天気予報の科学を骨子として, 構成する案を提案した。
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梅埜 國夫
原稿種別: 本文
p.
19-20
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
STSあるいはSTS教育という言葉の意味するところは、使う人の立場が研究者である場合と直接教育にたずさわる者である場合とによって、また対象が高等教育レベルの場合と初等中等教育レベルの場合とによって、かなり異なっている。そこで、STSという用語の使われ方についての整理を試みた。
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長洲 南海男, STS教育研究会
原稿種別: 本文
p.
21-22
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
現在アメリカの科学教育はかってのスプートニク・ショック時代のカリキュラム改革-科学教育の黄金時代(1955-1974)-以上の大きな改革のうねりが押し寄せている。発表者の10ヶ月の調査研究を基に、この改革の中心的思潮がアイオワ大学のDr.Yager教授達によるSTSであることが明らかになった。このSTSの特質を明確にするためにかっての科学教育の黄金時代のと比較した結果、STSは科学教育のニューパラダイムを提示していると位置づけられた。
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丹沢 哲郎, 長洲 南海男, STS教育研究会
原稿種別: 本文
p.
23-24
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
今年2月、日本へのSTS授業導入の可能性を探るため、全国の小・中・高等学校の理科教師133名を対象に、以下の2点について現状・問題点の調査を行った。1. STSトピックとしての地球的レベルの問題(たとえば地球の温暖化、オゾン層の破壊など)を日本の理科の授業で扱うことについて。2. 近年のアメリカ科学教育においてニューパラダイムとなっているSTSを、日本で実践することについて。その結果、日本の理科教育でSTSを実践する時の問題点とその可能性が明確になり、またSTS導入に対する理科の教師たちの積極的な態度が示された。
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熊野 善介, 長洲 南海男, STS教育研究会
原稿種別: 本文
p.
25-26
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
アメリカ合衆国の科学教育の改善の中で、草の根的に広まりつつあるSTSアプローチを用いた実践研究に焦点を絞り、その実践研究を日本の教育環境の中に取り入れ、 実験的に実行してみる本研究の主たる目的である。STS研究でも特に優れた実践研究を毎年行っている、アイオワ大学科学教育センターのチャタクワプログラムの研究手法を1990年から1991年の1年間スタッフの一員として学び、そのままの教材作成法と評価方法で「モジュール筑波山」を開発し、1991年に茗渓学園にて、約30時間の実践を行った。本研究ではこの実践における評価の内、概念・応用領域と方法領域、そして態度領域について、STSクラスとNON-STSクラスの結果について考察する。その結果、態度領域の結果の幾つかにおいて、好ましい有意な差が得られた。
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中山 和彦
原稿種別: 本文
p.
27-28
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
「科学教育観のパラダイムの大いなる変換を迫っている一大科学教育連動」、「今後アメリカが全米レベルで『STSアプローチ』を主軸として理科教育になっていくことを示唆する」というような形で、アメリカてのSTS教育が日本に紹介されている。STSがアメリカの教育においてどのような状態にあるかを知る一つの手段として、ERICデータベースの計量文献学的分析手法による分析をおこなった。
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鈴木 善次, 原田 智代
原稿種別: 本文
p.
29-30
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
今日の環境問題は科学文明問題でもあり, その意味でSTS教育と環境教育は密接なかかわりがあり, 両者を含めた教材, すなわちSTSE教材が必要である。また, これらは歴史的背景を無視して考えることはできない。そこで歴史的内容を含んだSTSE教材を開発し, 大学生を対象に実践したが, 高校レベルでの実践の場も確保する必要がある。
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貝沼 喜兵, 石川 秀樹, STS教育研究会
原稿種別: 本文
p.
31-32
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
STS教育の一つの具体例として[DNA技術]の教材化を試みる研究の計画を紹介する。生徒に第一線の[DNA技術]を駆使している研究者の話しを聞かせる。それが、生徒のその後行う課題研究、社会的調査研究などにどう反映するか。生徒の研究成果や、生徒の科学観にどう影響するか。課題研究の成果にどう反映するかなどを明らかにしたい。また、社会的調査の成果などを評価する実験の計画を立てた。
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片平 克弘
原稿種別: 本文
p.
33-34
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
構成主義の立場に立てば、学習とは「構成的」過程であり、新たな知識の大部分が学習者によって構成される。生徒達の学習を「構成的」過程と捉える立場からの研究の中で化学反応を扱った研究は少ない。ここでは、これまでの理解研究の成果を踏まえ化学反応に関する授業改善の視点を検討した。
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小倉 康
原稿種別: 本文
p.
35-36
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、学習者の有する素朴理論と科学概念が矛盾し対立するような問題解決場面において、解決者のとる方略を推論の合理性の観点から分析する。特に、物理学の多様な熟達レベルにある大学生が、素朴理論としての"つりあい"概念が物理学に基づく科学概念との間に生じる矛盾をいかに克服しようとするかについて、被験者間での議論で得られたプロトコルから分析を試みた。その結果、概念変容に関係する認知的諸特徴が明きらかとなったので報告する。
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鈴木 真理子, 箱家 勝規
原稿種別: 本文
p.
37-38
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
古典力学における力の概念を構成するために必要となる静力学領域の中で、素朴な概念が存在する(地面と)垂直方向の力のつり合いに注目した。中学1年生の力のはたらきの単元において「机の上のふでばこには重力がはたらいているのに、なぜ下に落ちないのか。」という課題を設定し、クラス討論と体感からの類推を取り入れた授業を設計した。
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古屋 光一, 戸北 凱惟
原稿種別: 本文
p.
39-40
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
構成主義の立場から、今まで子供の持つ素朴概念の存在とその性質が調査されてきた。それにともなって子供の素朴概念を科学概念に転換する方略が提案されてきている。本研究は、このような立場から、子供が自身の持つ素朴概念を意識するような学習指導を取り入れると科学的な概念の習得に効果がある事を確かめる。
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和田 英史, 戸北 凱惟
原稿種別: 本文
p.
41-42
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、児童の持つ位置概念としての方位・方向の認識を調査を通して明らかにしようとした。方位は、「東」「西」という言葉の認識とその目安を、方向は、昼の月の形と太陽の位置関係を例に調査を実施した。その結果と発達段階による傾向について報告する。
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山元 啓史
原稿種別: 本文
p.
43-44
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本論では日本語の説明文、専門文献構造とその構造把握に開する方略としてのsignaling効果について考察する。文章構造を指摘する手がかり語(signaling)を強調することによって、中学3年生の説明文の構造的把握方略としての効果があることが示された(Meyer1975)が、さらに①専門文献読解②外国語読解③理解の程度それぞれについてのsignaling効果を明らかにすることにより、その理論を外国人の日本語専門文献読解支援システム開発に応用しようとするものである。本研究では外国人の専門文献説解におけるsignalingの効果について明らかになったことを報告する。
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才田 いずみ, 川添 良幸, 井口 寧
原稿種別: 本文
p.
45-46
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
音声学習の鍵は、学習者が、自分の発音上の問題点をどこまで自覚し、どう評価しているかである。本稿では、外国人学習者に対する日本語の発音教育において、自己評価の利用が有効であることを、特殊拍訓練コースウエアの試用結果を示しつつ論じる。さらに、コースウエアデザイン評価の問題として、学習目標の提示方法を変えることと、音声教育支援CAIプログラムの有効性の関係についても考察する。
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坂谷内 勝, 浅木森 利昭, 吉岡 亮衛, アルド トリーニ
原稿種別: 本文
p.
47-48
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
日本語教育・学習支援システム(CASTEL/J)は、外国人のための日本語教育及び日本語学習を支援するシステムとして開発が進められている。本システム上に構築されている、漢字、単語、用例等の各種辞書のデータベースを利用して、日本語教育用の典型的テスト問題を自動生成することを試みたので、その方法と生成される問題例を中心に述べる。
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村上 隆
原稿種別: 本文
p.
49-50
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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仁科 喜久子, 武田 明子
原稿種別: 本文
p.
51-52
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理工系留学生にとっては短期間の効率よいカリキュラムが他の学部の留学生より切実であり、実現可なことと思われる。そのためには理工系留学生に最も適した日本語科学技術教科書を作成することが急務である。そこで実際に理工系学生が出会うであろう文章として専門科目教科書の分析をすることにした。今回はその中で特に中級以上の学習者が悩まされる助詞相当句に焦点を当てた。分析対象テキストは16冊、総単語数約67万7千語から助詞相当句を抽出し、シラバス作成にどう反映させるかを検討する。
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西村 よしみ, 山元 啓史
原稿種別: 本文
p.
53-54
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的は、第二言語(日本語)学習者は、学習場面で教師あるいは他の学習者によるインプットどのように操作し、変形して理解定着を行なっているのか。また、学習ストラテジーのうちどのようなストラテジーを用い、自己の学習過程をコントロールしているかを調査するものである。調査方法として、日本語初級の授業をビデオに録画し、学習終了後、録画した授業を学習者に再生しながら授業中に考えたことや感じたことを質問用紙に自己報告させるという再生刺激法を適用した。
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中山 和彦
原稿種別: 本文
p.
55-56
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
環境教育の分野でアメリカは先進国であるとはいえ、その歴史は20年余りにしかすぎない。その間、環境教育への取り組みや、対象とする学習者グループ、学習内容は、次第に発展を遂げてきたかというとそうではない。社会の、環境に対する関心や対応の動きによって変化している。ERICデータベースを計量文献学的手法により分析することにより、アメリカにおける環境教育の内容、その流れを明確にした。
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十亀 好雄
原稿種別: 本文
p.
57-58
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
近年、環境教育の声が高まってきているが、地球的規模での環境とエネルギー開題を考えるために、湾岸戦争でクウェート沖から流失した原油による海洋汚染と、油井火災による大気汚染の写真やテレビ映像の教材を使い、大学生たちの環境問題やエネルギー問題に対する意識について調査した。
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鈴木 順雄, 谷口 弘一
原稿種別: 本文
p.
59-60
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生涯学習と学校教育の接続的役割を果す教育養成・社会人教育の充実は現在の教育上の大きな課題で、特に環境教育については、カリキュラム編成の段階で多様に試行している。
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斉藤 昇三, 庭野 義英
原稿種別: 本文
p.
61-62
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
理科教育において野外学習の意義は大きい。野外学習の実態はどうなのか大学生にアンケート調査をした。その結果野外学習は充分に行われていないことが明らかになった。
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関根 一郎
原稿種別: 本文
p.
63-64
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
燃料電池発電は、環境の保全に役立ち、高いエネルギー効率をもつが、現時点での実証試験プラントは、電池というイメージからほど遠く、大型トラックほどの大きさがあり、大変な重量で、到底、学校教材にはならない。今回開発した「教材用燃料電池」は、電池の原理を損うことなく酸素と水素から電気エネルギーを取り出す装置で、手のひらサイズと小型である。①燃料電池の原理が理解でき、②水の分解・生成という可逆反応が理解でき、③電極(触媒)の交換ができ、その特性が調べられる。また、④ソーラー充電が視覚的に確認でき、⑤ガスの充填により瞬間充電が可能であるなどの利点があり、児童・生徒の実験・検証に有効となるよう配慮した。
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堀田 龍也, 安達 一寿, 井口 磯夫, 堀口 秀嗣
原稿種別: 本文
p.
65-66
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は、義務教育段階である小・中学校の9年間での情報教育を、特定の教科枠としてではなく各教科及び領域全般において行うことを目的としている。児童生徒の発達段階に応じた情報教育の内容と方法の位置づけを行い、具体的に授業研究を通して検証する。本論では、本研究の全体像と、各教科の授業の中で情報教育を行っていくための視点について述べる。
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石出 勉, 堀田 龍也, 関野 義行, 西田 友幸, 安達 一寿, 堀口 秀嗣
原稿種別: 本文
p.
67-68
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
中学校第2学年数学「資料の整理」の単元において、情報教育としての授業実践を行ったので報告する。情報活用能力のうち、情報の整理・処理の方法および新たな情報の創造・伝達能力を身につけることを目標とした。生徒の十分な試行錯誤が可能となるようなツールを用意し授業の展開を工夫することによって、数学科の授業の中で情報教育を行おうとするものである。
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蓮見 信夫, 飯田 亮三
原稿種別: 本文
p.
69-70
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究は, 小学校6年社会科の学習にて国際パソコン通信等を使い児童が自ら海外に疑問点を質問し情報収集・判断し国際理解を深め, 情報教育の面からも成果を得ることが出来た。
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須曽野 仁志, 下村 勉
原稿種別: 本文
p.
71-72
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
三重県上野市立府中中学校では、1989年4月より中学校3年生全員を対象にした「情報基礎」の授業を始め、本年度で4年目となる。この授業の中で、生徒たちが参画してデータベースを作成し、それを「学習成果データベース」(「芭蕉データベース」「環境グリーンデータベース」)として活用する学習を行ってきた。このような仲間と共に学べる学習は、「情報基礎」の学習活動において一つのモデルとなる。
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竹下 礼生
原稿種別: 本文
p.
73-74
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
統計教育では、統計的探求プロセス(とらえる・あつめる・まとめる・よみとる・生かす)をふまえた、子どもの自主的・自発的活動を尊重した実践をすすめてきている。そんな中、「情報化への対応」に関わって、統計情報活用能力の育成やそのためのコンピュータ活用の方法が今日的課題となっている。そこで、小学校家庭科における食物領域での学習ソフト「食べ物探検隊」を制作したので、それを報告する。
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原田 智代, 地頭所 智子, 川田 佳代, 鈴木 善次
原稿種別: 本文
p.
75-76
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
女子が科学に対して疎遠感を持つ背景の一端を明らかにする目的で、わが国における戦前の女子の中等教育レベルでの理科教育について調査した。その結果、教授要目およびそれ基づいた教科書の内容は、男子の学習内容と比べ質・量ともに低いレベルであることが明らかになった。戦後、学校教育において男女は同じ教育を受けることになった。 しかし、現実の社会では戦前からの考えが根強く残っており、科学教育の分野においても職業選択と関わる科目選択では男女間に差が見られる。科学教育の実践の際には、教育の分野で女子がおかれてきた歴史的状況を考慮する必要があるだろう。
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藤島 一満
原稿種別: 本文
p.
77-78
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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今栄 国晴
原稿種別: 本文
p.
79-80
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
進路選択、教科選択、教科の好み、学力などに性差が存在している。特に自然科学関係の教科への女子の回避傾向は顕著である。コンピュータのような新しいメディアのアクセスについても性差がある。なお、これらに関係する知的能力に性差はないと考えられるようになっている。本報告は、これらの現象の一端の紹介と対応についての考察を行う。
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池尾 和子
原稿種別: 本文
p.
81-82
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
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倉井 庸維, 篠原 文陽児
原稿種別: 本文
p.
83-84
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
高等学校の数学(数学I、基礎解析、代数・幾何)の教科書を対象に、応用的・現実的記述を調査した。その結果、科目では、「基礎解析」、「数学I」、「代数・幾何」の順で多く、内容別では、「微分」、「三角比」、「積分」の順で多くみられた。また、各内容ごとに応用的記述として取り上げられている題材についても調査を行った。
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溝口 達也
原稿種別: 本文
p.
85-86
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
本研究では、学習者の数学的概念の進化における認識論的障害の克服に着目し、克服の仮説的モデルを、中学生に対する授業の観察を通じて検証する。
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益子 典文
原稿種別: 本文
p.
87-88
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
一次方程式文章題の題材をトピックとエピソードという構成要素で表現し、文章題中の量の表現との関係を考察した。その結果、トピックとエピソードの結合のしかたによって文章題中の未知点の性質が異なり、その違いによって立式過程の困難度が異なる可能性があることを報告する。
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工藤 浩之, 木村 捨雄
原稿種別: 本文
p.
89-90
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
現状の小学校算数科における思考力(=数学的な考え方)の評価には、その内容および有用性において開題があると考える。そこで小学校五年生の求積課題を題材とし、難易の要因分析を行い思考力評価の指針となりうる水準表の作成を試みる。
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柳本 成一, 竹澤 浩二, 光川 崇, 柳本 一休, 川上 治一
原稿種別: 本文
p.
91-92
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
フリー
生徒達が自己活動として幾何の命題とその証明をつくり上げていくことによって幾何を学習していく幾何の授業の原理
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小松 幸廣, 原 英世
原稿種別: 本文
p.
93-94
発行日: 1992年
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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科学実験用データ収集装置は教育用素材としての実験、観測データが採取でき、中学、高等学校の生徒実験にも利用できる簡便な操作性を目指したものである。また、飼育、栽培、培養のための環境制御機能やパーソナルコンピュータとの連携機能も有する多機能、多目的な装置である。本研究は科学実験用データ収集装置開発にあたって、先行機種であるONDOZの評価と現場教師の研究会における意見を集約し、指導カリキュラムに添った機能を実現すべく仕様の検討を行ったものである。
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酒向 史代, 谷口 弘一
原稿種別: 本文
p.
95-96
発行日: 1992/07/29
公開日: 2018/05/16
会議録・要旨集
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食生活と環境との関りは大きく、これを家庭科において学習する必要がある。また、家庭科の男女共修(中学校は平成5年度、高等学校は平成6年度から)に伴って学習内容の精選が必要であり、環境教育を取り入れるよい機会である。そこで、家庭科における環境教育の理念を考察し、各領域での学習項目を把握した。また、そのなかで食物領域に関係する学習内容を検討した。
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