抄録
マルチメディアの教育利用は、理科や社会科で多く用いられるようになってきており、学習者の主体的利用も進められてきている。本研究では、現職教員を対象に教育でマルチメディアを必要とする場面や学習場面での効果的利用、教科による利用目的について調査した。 その結果、問題解決や表現活動を支援する道具として期待されており、学習場面ごとに映像や図形を使い分ける必要があることが指摘された。さらに、教科によって期待される利用方法が異なっており、今後のマルチメディア資料の提供内容に配慮する必要があることも明らかとなった。