日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
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A123 電気抵抗概念の形成過程における実験と考察 (1) : オームの法則導入の初期段階
川北 一彦中山 迅日高 俊一郎岩切 康治
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p. 181-182

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抄録
中学校においてオームの法則を導くとき,電圧概念は操作的定義により導入される。電圧概念は理解しにくい概念の1つである。100W用電熱線と直列に接続した乾電池の個数を「電流を流そうとするはたらき」の具体的なイメージとして利用し,電圧計を用いない方法でオームの法則を導くことができる。電気抵抗概念は電流,電圧の正比例関係が実験的に成立し,これら2つの概念との関連の中で導入される。この方法において用いられる抵抗体は,乾電池数個までは温度変化が小さいことが必要である。
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© 1995 日本科学教育学会
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