日本科学教育学会年会論文集
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Print ISSN : 2186-3628
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A124 電気抵抗概念の形成過程における実験と考察 (2) : オームの法則の適用過程
岩切 康治中山 迅川北 一彦
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p. 183-184

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抄録
中学校において導入されるオームの法則によって規定される電流,電圧,電気抵抗の関係は仮説の段階と考えられる。電気抵抗の性質に関する知見が,実験を通して豊富になり,法則の適用範囲が明らかになるとき,はじめて法則として確立するものと考える。授業において可能な実験として,1mA計から電圧計作製,電気抵抗の合成法則の検証,料理用アルミニウム箔の電気抵抗の形状依存,アルミニウム細線の電気抵抗の温度依存等の実験を実施し,学生の電気抵抗概念の形成について調査・研究した。
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© 1995 日本科学教育学会
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