29-4B4 小・中・高等学校における算数・数学の学習指導の経年的変化

抄録

教師と生徒のコミュニケーションの場である授業の中で、生徒の数学に対する態度が形成されると考えられる。本稿では「理数長期追跡研究」における算数・数学の指導法や児童・生徒の態度について小5から高3まで8年間追跡を行い、その変化を分析した。その結果、教師主導の授業形態が小5から高1まで学年進行とともに強まること、算数・数学の面白さやいろいろな解き方は学年進行とともに減ること、高2で数学好きが減ることなどが明らかになった。