近年、環境問題や地域の問題を解決する技術的な取り組みが重視されると共に、身近な測定技術やセンサが重要な役割を果たすようになってきた。この中で地震に関する情報は、地域的関心の高い項目の一つになっている。そこで、教育用コンピュータに接続して容易に扱うことのできる地震センサの開発と、ネットワーク上での情報提供について考察した。地震は、半導体加速度センサを3軸に配置したモジュールで検出する。現在、学校等に設置した気象センサにより、地域の気象情報をデータベース化すると共に、即時にインターネット上で公開する装置の設置を進めているが、今後は今回の地震センサを含め幅広い地域環境情報に拡張することを予定している。また、各地域の特徴を活かしたカリキュラムの作成や情報交換も進めたいと考えている。