日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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2B4-12 協調描画を指向した反復再生可能型描画ソフトの開発
林 敏浩成尾 有紀中山 迅
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p. 159-162

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抄録

学習者が科学的モデルを学習する方法として, 描画ソフトにより当該モデルを描き, 描画履歴を参照しながら科学的モデルを理解する形態を考える。この学習形態で利用される描画ソフトを「反復再生可能型描画ソフト」と呼ぶ。現在, 著者らはこのコンセプトに基づく描画ソフトPolkaを構築している。Polkaは上述の学習形態を実現するために, (1)ドロー系描画ソフトと同様な図形の描画・編集機能, (2)図形描画・編集の履歴をいつでも再生できる機能, (3)インタネットを介して複数の学習者が同時に協調的に描画できる通信機能を持つ。Polkaはスタンドアロン型とネットワーク型があり、本稿ではネットワーク型Polkaについて報告する。

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© 2003 日本科学教育学会
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