日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 1A1-S5
会議情報
発表
1A1-S5 サイエンスアゴラーサイエンスコミュニケーションの広がりと今後の課題(サイエンス・コミュニケーション活性化のための人材養成の現状と活動展開,学会企画課題研究,転換期の科学教育)
長神 風二山科 直子
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本稿は、我が国におけるサイエンスコミュニケーションの基盤整備を目的に2006年11月に行なわれた「サイエンスアゴラ2006〜科学と社会をつなぐ広場をつくる〜」について、サイエンスコミュニケーションの世界にどのような影響等を及ぼしたかを検証し、現状における課題を分析したものである。サイエンスアゴラ2006は、日本においてサイエンスコミュニケーターが一堂に会する最初の機会としてー定の成功を収めた。特に、2000年以降に活動を開始したような比較的に新規の団体等の参加は多く、今後の活動の発展につながる具体的なネットワーク形成の場となったといえる。一方で、旧来、サイエンスコミュニケーターという言葉が一般に使われ始める以前から活動を行ってきた団体・機関・コミュニティの参加は決して多いとは言えず、両者の協力関係の構築や融合に向けて、今後大きな課題を残していると言える。
著者関連情報
© 2007 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top