抄録
平成18年度に科学技術館と新江ノ島水族館は共同研究事業として、(独)海洋研究開発機構、(独)理化学研究所の協力のもと、生命多様性という観点から深海に生息する生物とその生息環境に関する授業を実施した。本事業は深海生物に着目し、「圧力」「水温」「エネルギー摂取」を中心に学校にて浅海の生物と比較を行いながら授業を実施した。授業を実施するにあたり映像資料だけではなく、実際に深海に生息する生物を生きたまま教室に持ち込むこむために必要な加圧実験水槽を開発した。加圧実験水槽を活用することにより、様々な加圧実験や実際の生物を観察することにより生命の多様性とその生息環境の違いについて体感・体験的な授業を実施した。