抄録
発泡スチロールを活用した分子模型は多数報告され,通常使われる分子模型でも水分子の形は作れるが,その極性や運動の様子までは理解しにくい。本研究では発泡スチロールに磁石を組み合わせて新しい水分子モデルをつくり,形だけでなく極性による特性や運動の様子を視覚化できる教材を開発した。高校生を対象とした授業実践では,「水分子には隙間がある」ことを認識できた割合が35%から89%となった。また日本だけでなくガーナの高校でも実践した結果,高校生が極性分子を理解する教材として有効であり,科学遊びから探究をめざす教材となるものである。