抄録
本研究では,実大の木質材料にはたらく力の大きさを体験し,寝泊まりできる安全で快適な小屋の設計・製作活動を行う,科学技術学習を取り人れた森林体験プログラム「森小屋つくり体験活動」について,中学生を対象として実践を行い,森小屋の構造について分析し,丈夫さや快適さを評価した。その結果,立木の位置に応じて生徒が工夫をし,実際の木造建築物の床組みに近い構造であった。丈夫さや快適さについて,森小屋のほとんどが十分なレベルに達していると判断した。以上の結果より,多くの生徒が製品や建築物の強度や構造,および,安全で快適な製品や建築物の設計・製作の重要性について理解できたのではないかと考えられた。