抄録
本報告は,技術科教育における「学び」の構成に基づいて,科学教育(理科,算数・数学科教育)との教科間連携の視点を検討するものである。そのために本報告では,技術科教育における「学び」を,科学的な知識,ものづくりの技能,技術的な問題解決と工夫・創造,技術に対する評価・判断力の4要素から捉えた上で,①技術に対する生徒のイメージ(森山・白谷2004),②技術的な問題解決の構成と展開(Moriyama et.al 2002,上之園・森山2009),③技術に対する評価・判断の観点(Moriyama et.al 2002)などの研究事例を整理し,その知見から,技術科教育と科学教育との連携を考える視点として,「レディネスの連携」,「プロセスの連携」,「コンテンツの連携」の3点を提示した。