抄録
数学教育・理科教育・技術教育の連携について、数学教育の立場から述べた。数学教育・理科教育・技術教育の連携を、その共通性と独自性について、考え方・見方、内容、方法から検討した。共通性については、考え方・見方として社会的有用性と可謬性、内容として応用・相互関連の項目、方法としてモデリングを、数学教育の独自性については、考え方・見方として概念の一般化や拡張という数学的創造、内容として純粋数学の項目、方法として数学内での発展を支える数学化を挙げた。そして課題として、学習過程を同じにしてもその目的は異なり、また同じような表現方法を使ってもそれらの使い方の習慣が異なることを意識しておくことを挙げた。