日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 3G2-F1
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発表
3G2-F1 中学1年生の正負の数に関する意義理解の実態(科学教育各論(2),一般研究,次世代の科学力を育てる : 社会とのグラウンディングを実現するために)
岸本 忠之
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抄録
研究目的は,中学1年生の正負の数に関する意義理解の実態を明らかにすることである。研究方法は,正負の数の指導後に59人に対して質問紙調査を行った。正負の数の意義として,負の数の存在(正の数ととも統一的に表せる),演算の可能性(いつでも減法が可能となる),代数和(減法を加法として統一的に表せる)を挙げた。その結果,生徒は,負の数の存在と代数和について比較的意義を理解しているのに対して,演算の可能性について十分とは言えない。
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© 2011 日本科学教育学会
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