抄録
現在,ベビーカーによる指切断事故の発生を受け,さまざまな機関から指挟み事故の予防活動が行われている.本研究で取り上げるベビーカーの事故は「ベビーカーによる指挟み事故」という表記で注意喚起が行われているが,アメリカでは,同じ事故を「指切断事故」と表記して予防活動が展開されている.このような情報伝達の表現形による予防行動への効果は明らかにされていない。そこで本研究では,「指挟み事故」と「指切断事故」が,消費者に,どの程度認知されているのかを調査し,予防メッセージが受信される場合におこる,表現形による伝達内容の縮退現象について考察する.