抄録
総合的な学習の時間の追究プロセスで「整理・分析」の活動が重要視されている。本研究では,小学校3年の地域自然学習において「比較して考えて整理する」ことに重点を置き,マグネットシートと創発的分業支援システムという2つの思考ツールを活用して実践した。創発的分業支援システムでは「いいね!」「ちがうよ」を投票する機能も活用した。マグネットシートの活用で個人の気付きをチーム内で共有し,創発的分業支援システムを活用することにより,他チームとの比較・整理を促進することができた。このことにより,子どもたちは季節ごとの様々な変化を発見していくことができた。