日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 3G2-D5
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発表
ベイズ統計学に基づくデータ分析に関する基礎的考察
-科学的推論の横断的分析を事例として-
松浦 拓也
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抄録

本研究では,ベイズ統計学に基づくデータ分析と,従来から用いられている有意性検定に基づくデータ分析を比較し,p 値に依存しないデータ分析について実践的見地から考察することを目的とする。分析においては,小学4年生から中学3年生までの児童・生徒を対象として実施した科学的推論に関する調査結果を用い,種類の統計の結果を比較した。小学4年生から中学3年生まで,類推,演繹,帰納それぞれにおいて学年別の正答率を比較した結果,従来の方法である多重比較(Sidak)において有意であった組み合わせは,HMC 法による推定では上位学年の正答率が下位学年の正答率よりも高い確率が全てにおいて0.999 以上であった。このように,HMC 法では,研究仮説が正しい確率が直接的に示されるため,その他の組み合わせにおいても確信度に基づく実践的解釈が可能であった。

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© 2016 日本科学教育学会
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