領域「資料の活用」の指導においては,不確定な事象を考察の対象とし,生徒が 資料の傾向をとらえ,自分の予測や判断について根拠を明らかにして説明できるようにすることが求められる.本研究は,「資料の活用」において課題探究として説明することのカリキュラム開発を目指し,トゥールミンの「論のレイアウト」に基づく学習レベルと移行過程に関する枠組み,「資料の活用」第1 学年の内容に即した「内容-活動対応表」というこれまでに成果に立脚し,授業化について検討する.授業という形で具体化するにあたり,題材の選定や授業での発問など生徒に無理なく移行を促すための工夫が必要であった.