日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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身体性認知科学に基づくものづくり技能評価の試み
*西垣 大紀葛原 黎近藤 芳憲二宮 敬一和田 正毅岡部 眞幸貴志 浩久池田 知純不破 輝彦
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p. 453-456

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抄録

ものづくりの技能の評価方法として,製作物の出来栄えなどを点数化する手法が一般的である。 しかし技能を“人間が持つ能力”と考えると,これは間接的である。“直接的”に人間の技能を評 価するためには,人間の行動を身体性認知科学的に捉える必要がある。本研究の目的は,身体 性認知科学に基づいて,ものづくり技能レベルを直接的に評価する新しい手法の検討である。も のづくり作業中(フライス加工作業,電子機器組立て作業)の作業者の神経系活動(自律神経活 動,前頭前野の脳血流量変化)を測定し,技能レベルや作業難易度の違いとの関係を評価した。 その結果,これらの関係には一定の傾向がある可能性を示した。

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