日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
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論文集
国立科学博物館のワークシート開発に向けた東京都公立中学校の実態調査とその課題
~東京都中学校理科教育研究会による学校と博物館との連携推進の取り組み(1)~
*川島 紀子内藤 理恵青木 久美子遠藤 博則吉田 勝彦浅野 徹井出 美智留大西 琢也黒田 俊一河野 晃志岐 隆介高畠 勇二都築 功牧野 崇大熊 一正
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抄録

本研究では学校と博物館との連携を推進していくための基礎調査として,東京都の中学校教員を対象に国立科学博物館の利用に関する質問紙調査を行った.調査結果を基に現在の教育現場の実態に合った学習形態やその方法を考え,新学習指導要領に対応した学習について検討した.国立科学博物館を利用している多くの中学校は,複数の博物館等の施設を少人数グループで訪問する「都内巡り」などの校外学習の中で利用しており,在館時間は1時間未満〜2時間と短いことがわかった.また,中学校での学習段階に合ったワークシートの開発が望まれていることがわかった.そこで30分間程度で1つのテーマを学べるワークシートを開発し,各学校の在館時間,生徒の興味・関心,教員のニーズ等に合わせてテーマの数や内容を選択して組み合わせる学習を考案した.

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© 2019 日本科学教育学会
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