北海道の高等学校における理科研究発表大会のテーマ分析

抄録

本研究の目的は，「北海道高等学校理科研究大会」で発表された研究報告を分析し，北海道の高等学校における科学系部活動の研究テーマの傾向と実態を調査することである。1962年度から2018年度までの57年間に発表された4561件，ポスター発表891件の研究報告を対象とした。研究の結果，(1)生物分野の研究が常に高い割合を占めること，(2)化学分野は増加傾向にあること，(3)北海道は他の都県と異なり，物理分野の増加傾向がないこと，という3点が明らかになった。